先月のことになりますが、土日で1泊週末キャンプへ行ってきました。土曜日仕事が終わり16時半に帰宅。ほとんどの荷物は前日の夜に積みこみ済みで、食料だけ冷蔵庫に入れて17時に自宅を出発。向かったキャンプ地はケアンズから60分のところにあるデイビーズクリーク国立公園(Davies Creek National Park)でした。
デイビーズクリーク国立公園(Davies Creek National Park)
ケアンズ市内からたった60分で来れるデイビーズクリーク国立公園は、以前にもキャンプではもちろん、日帰りでも遊びに来たことが何度もあるケアンズ近郊のおすすめアウトドアスポットです。今回は日曜が休みになったということで、土曜の夕方に自宅を出発し、日の入り後、18時過ぎにキャンプサイトに到着するという今までにないパターンでした。
前日にオンラインで予約したキャンプサイトは、デイビーズクリーク国立公園内にあるアッパーデイビーズクリークキャンピングエリア(Upper Davies Creek camping area)の4番のサイトです。全部で8サイトあるキャンピングエリアの4番は以前に一度来たことがありましたね。
到着したのは日が沈んで15分後くらい。まだ薄暗い感じで周りはライトなしでも見渡せました。
まずは焚き火台をセットし、火を焚き始めます。これが一番大事ですね。そしてイスとテーブルを出して、夕食を準備する班とテントを設置する班で2グループに分かれます。
夕飯はご飯を炊いて、あとは持って来た牛タンを焼くだけ。テントは父&娘と母&息子に分かれて寝るので小さいのを2つセット。テントを設置してご飯ができた頃には辺りはもう真っ暗でした。
夕飯を済ませ、あとはお酒とおつまみと子供たちはマシュマロを焼きながら、のんびりとした夜を過ごしました。
デイビーズクリーク国立公園は標高が600-700mくらいあるので結構冷えます。ケアンズ市内と比べて5℃くらい低い感じですね。なのでキャンプへ行く際には防寒着を忘れずに持っていくと良いでしょう。
朝起きたらまずは火を焚きなおします。そして暖をとりながらまたのんびりします。
キャンプスタイルとして、最近は色々な新しいところへ行って、ツアーやアクティビティーに参加したりとアクティブなキャンプが多かったのですが、今回はひたすらのんびりキャンプです。朝起きてからもすぐにご飯を食べて何か用意を始めるということもなく、ゆっくりと過ごします。イスに座って周りの大自然に囲まれながら、鳥の鳴き声に耳を傾けながら、焚き火を楽しむ。こんなスタイルも良いですね。
デイビーズクリークキャンプサイトが好きな理由の一つは、各サイトがそれぞれ独立しているところです。
共有トイレが2サイトにつき1つありますが、サイトから数十メートル離れているので、トイレで鉢合わせしない限り他のサイトのキャンパー達と会うこともありません。このプライベート感が最高です。
8つあるキャンプサイトにはそれぞれ最大の車の台数と人数が決められており、例えばこの4番は、車は最大3台までで最大人数が10人となっています。友達と数台で来てグループキャンプもできますし、ファミリーキャンプで広々と使うこともできます。
デイビーズクリークキャンピングエリアはその名の通り、すべてのサイトはデイビーズクリーク沿いにあり、サイトから歩いてすぐのところで川遊びができます。これも好きな理由の一つですね。ほとんどの場所は浅く流れが緩やかなところなので、小さな子供連れでも安心して遊びやすいのも良いところです。4番のサイトは、この写真でいうと奥のほう、歩いて10mくらいでクリークに着きます。
しかし、この日は例外でした。キャンプの1週間前ほどからかなりまとまった豪雨がケアンズ近郊に降り続き、キャンプの週末は晴天でしたが、川はまだかなり増水している状態でした。これは川遊びは無しでしたね。
周辺にはたくさんのハイキングコースがあります。ここ4番のサイトの横(写真の右側)から始まるハイキングコースは往復8kmのタートルロックサーキットトレイル(Turtle Rock circuit trail)というコース。
朝7時頃から車がちらほら現れ、ハイキングへ向かう人たちを見かけました。僕らがチェックアウトした9時過ぎには車が計6台くらい停まっていたかな。日曜日でしたもんね。朝早くから行くハイキングも楽しそう。
ハイキングコースが始まる少し広くなった駐車場からも4番のサイトは離れているので、気にならずに済みますね。
さて、全員起きてそろそろ朝ご飯にしようかということで、焚き火の薪が良い感じの炭になり、グリルネットを置いて朝ご飯の準備開始。といっても急遽決まった週末キャンプだったので、家の冷蔵庫にあるものを適当に持ってきただけでした。トーストを焼いて、あとは目玉焼きを作ります。
子供達は、この日のために大切に残しておいた?という日本からの貴重な贈りものである「おしるこ」を頂いてます。美味しいね〜。
目玉焼きチーズ乗せトースト、おしるこ、あとバナナも食べました。
朝ご飯の後は、これまたゆっくりとコーヒーを作ります。ほんとたまにはこういうゆっくりキャンプをしないとですね。子供たちはもう走り回って遊んでましたが。。
コーヒープランジャーを使ってコーヒーを作り、あとは温めたミルクをたっぷり泡立てその上に乗せて出来上がり。朝の穏やかなひとときを楽しみます。
朝ご飯を食べ、食後のコーヒーを飲み、一息ついたら片付けを始めます。荷物をまとめてサイトを出発したのは9時過ぎでした。向かった先は、同じデイビーズクリーク国立公園内にあるデイビーズクリークフォールサーキットトラック(Davies Creek Falls circuit track)というウォーキングトラックです。
周回コースになっていて全長は1.1kmと短くてやさしいウォーキングコースです。何カ所か見所スポットがあり、最初のポイントはデイビーズクリークルックアウトで、クリークの下流のほうと周辺の熱帯雨林が広く見渡せる絶景スポットです。
そこから遠くないところにあるもう一つのルックアウトが、デイビーズクリークフォールズルックアウトです。
デイビーズクリークにある滝を見渡せるところで、結構近くから見ることができるので迫力満点ですよ。
特にこの日は、雨が降り続いた1週間の直後だったので水量も多く、今まで見た中で一番迫力があってパワフルな滝でしたね。
2つのルックアウトを見て、そこからクリーク沿いに上流のほうへ歩いて行くと、ピクニックエリア&スイミングとあるスポットへたどり着きます。
ここも以前に何度か訪れたことのある場所で、川遊びに最高なスポットです。この日は、ここも例外なく水量は多かったのですが、もともとがラグーンになっていて流れが緩やかなところなので、水の量は多かったけれど安全に遊べると判断し、ここで昼まで川遊びをしてました。
水はなかなかの冷たさです。ケアンズ周辺の川遊びスポットの中でデイビーズクリークは水の綺麗さ、冷たさ、気持ち良さで1,2を争うくらいのベストスポットではないでしょうか。
川遊びをしてからスナックと飲み物で軽食を済ませ、次に向かいました。
次に立ち寄ったのは、ケネディハイウェイからデイビーズクリークロードに入ってすぐのところにあるデイビーズクリークマウンテンバイクパークです。もちろん今回はマウンテンバイクを持っていってなかったので、入り口のところまで行き、どんな様子かチェックしに見にいってみました。
デイビーズクリークへ行く際に毎回横を通り過ぎていましたが、今回初めてマウンテンバイクパークの駐車場へ行き、入口のところまで行ってみました。案内板と地図があり、見ているとちょうど一人の男性がコースから戻ってきていました。
天気は快晴、気温も快適、朝からマウンテンバイクを楽しんできたみたいです。地図を見てみると結構初心者コースが多そうで、そんなにアップダウンもなさそう。今度来るときはマウンテンバイクを持ってきて子供達と一緒に行ってみたいと思います。
そして、午後3時には帰宅しました。
まとめ
こんな感じでデイビーズクリークへの1泊週末キャンプへ行ってきました。
今までは、最低2日休みがあって1泊2日のキャンプへ行こうとなっていましたが、今回は1日休みを利用して夕方に出発し夜に到着、夕食とキャンプファイヤーを楽しみながら夜を過ごし、朝もゆっくりと起きて朝食とコーヒーを楽しむというプラン。スケジュール的には忙しそうだけど、実際のキャンプではゆっくりと過ごす時間が多くてリラックスすることができました。
夜の焚き火だったり、朝の鳥のさえずりだったり、自然の中で過ごす時間がやっぱり癒されますね。なかなかまとまった休みが取れなくても、こうして1日休みを利用して行くこともできるんだなあと今回改めて思いました。それもケアンズ市内から60分という近さにある素晴らしいデイビーズクリーク国立公園があるからですね。
自然豊かなケアンズ、市内からほんの少し外に出るだけで様々な魅力のあるスポットへすぐ行けるので最高の場所ですね。