オーストラリア・ケアンズには、世界最古の熱帯雨林と世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」という2つの世界自然遺産があり、これらを訪れるツアーはどれも大人気です。ケアンズ観光では絶対に外せないハイライトと言えるでしょう。
数ある観光地の中でも、今回私が家族と一緒に日帰り旅行で訪れたのが、現地でも人気の高いリゾートアイランドフィッツロイ島(Fitzroy Island)です。
ここは世界遺産の熱帯雨林とサンゴ礁の海が同時に楽しめる、まさに一石二鳥の島!今回はケアンズ在住者の視点も交えながら、実際に家族で体験したフィッツロイ島の魅力やおすすめの過ごし方を詳しくご紹介します。
ケアンズから45分!フィッツロイ島(Fitzroy Island)とは?
フィッツロイ島は、ケアンズから南東へ約29kmの沖合に位置する小さな島です。約8000年前にオーストラリア大陸から切り離されてできた島で、ケアンズ郊外さながらの豊かな熱帯雨林が今もそのまま残っています。
さらに、島を囲む海には美しいサンゴ礁が広がっており、ケアンズが誇る「2大世界遺産」を1日で一気に満喫できるのが最大の魅力です。
今回の利用ツアー:フィッツロイ・アイランド・アドベンチャーズ
今回の日帰り旅行では、ツアー会社フィッツロイ・アイランド・アドベンチャーズ(Fitzroy Island Adventures)の1日ツアー(1 Day Tour)を利用しました。
【ツアースケジュール(目安)】
・09:00 ケアンズ発(フェリーで約45分)
・16:00 フィッツロイ島発
・17:00 頃 ケアンズ帰着
当日の朝は、まずケアンズ港にある「リーフフリートターミナル」内の窓口でチェックインを行います。チェックインは朝8:15から開始。手続き後は、ターミナル目の前にあるカフェで美味しいコーヒーを飲みながら、乗船時間までゆったり待ちました。
8:30に搭乗案内が始まり、フェリーへ移動します。船内は全席自由席です。上の屋外デッキも魅力的ですが、屋根がなくケアンズの強い直射日光をまともに受けてしまうため、私たちはエアコンの効いた下の階の室内席を選びました(日焼け・熱中症対策には室内がおすすめです!)。フェリーは予定通り9:00に出発し、快適なクルージングを経て45分でフィッツロイ島へ到着しました。
大自然を満喫!フィッツロイ島のウォーキングトレイル(ハイキング)
今回の島滞在でやりたかったことは「ハイキング」と「スノーケリング」の2つ。まずは山を歩いて思いきり汗をかき、その後に冷たい海へ飛び込むという最高のルートを選択!まずはハイキングへ向かいました。
※島内の位置関係は、公式のアイランドマップ(島内地図)を参考にしてください。
フィッツロイ島には、初心者向けから上級者向けまで全部で4つのウォーキングトレイルがあります。
全長700m / 所要時間 約45分(熱帯雨林を進む手軽なコース)② ヌーディー・ビーチ・トラック(Nudey Beach track)
全長1.2km / 所要時間 約45分(オーストラリアNo.1にも選ばれた絶景ビーチへ続く道)③ ライトハウス・ロード(Lighthouse road)
往復3.6km / 所要時間 約2時間(島を登り灯台を目指すコース)
④ サミット・トラック(Summit track)
周回4km / 所要時間 約3時間(島の最高峰を目指す本格派コース)
今回は、まず③ライトハウス・ロードで島の灯台を見に行き、その途中から④サミット・トラックへと合流して島の頂上(山頂)を目指し、そこから下山して戻ってくるという、アクティブな組み合わせコースに挑戦しました!
急な坂道を登る「ライトハウス・ロード」
ライトハウス・ロードは、その名の通り管理車両が灯台まで行けるよう道幅が広く舗装されています。階段はありませんが、ひたすら続く上り坂!所々にかなり急な傾斜があり、歩いて登るだけでもなかなかの運動量です。
前半は青々とした熱帯雨林の中を進みますが、徐々に視界が開け、美しいキャベツツリー・ベイの海が見渡せるようになっていきます。
進んでいくと、三方向の分かれ道(分岐点)に到着します。これまで登ってきた道、灯台へ続く道、そして右側には山頂へと向かう「サミット・トラック」の入り口が見えます。
灯台の周辺は高い木がなくなり、遮るもののない見晴らしの良い景色が広がります。登り始めはかなり暑かったのですが、この辺りまで来ると心地よい海風が吹き抜けて最高に気持ちよかったです。
無事に灯台に到着!ふもとからの所要時間は約30分でした。この日は少し雲が多く、海側の景色がどんよりしていましたが、歴史を感じる白亜の灯台をしっかりと写真に収めました。
標高269mの頂上を目指す「サミット・トラック」
灯台から少し道を戻り、いよいよサミット・トラックへ突入します。ここからは先ほどまでとは一転し、階段が多くなりグイグイと高度を上げていきます。
灯台の分岐点から約20分、ついにフィッツロイ島の山頂(標高269m)に到着!しかし、なんというタイミングでしょう……頂上に着いた途端にポツポツと小雨が降り始め、風も出てきて肌寒くなったため、絶景を惜しみつつすぐに下山を開始しました(山の天気は変わりやすいので雨具があると安心です!)。
下り道も階段が多く滑りやすいので注意が必要です。途中の開けた絶景スポットで一息つきました。
目の前に広がるのは、緑が生い茂る大自然の山々と、ボートが停泊する桟橋、そして透明度の高いエメラルドグリーンの海!その遥か先にはオーストラリア大陸の海岸線が見えます。曇り空ではありましたが、ダイナミックな大自然を肌で感じられる素晴らしい景色でした。これで青空だったら、もっと鮮やかな色彩を楽しめたはずです!
スタート地点のビーチに戻ってきたのは12:00過ぎ。合計で約1時間40分の充実したハイキングでした。たっぷり汗をかいたので今すぐ海へ飛び込みたいところですが、まずは腹ごしらえです。
ランチタイム:珊瑚のビーチでピクニックランチ
島内にある「フィッツロイ・アイランド・リゾート」には、おしゃれなレストランや軽食をテイクアウト(テイクアウェイ)できるショップもあります。しかし、今回は自分たちでピクニックランチを持参していたので、海を眺めながらビーチで食べることにしました。
💡 在住者からのアドバイス!
フィッツロイ島のビーチは砂浜ではなく、細かく砕けた「サンゴの欠片(死んだサンゴ)」でできています。そのため、直に座るとお尻がゴツゴツしてかなり痛いです!お出かけの際は、厚手のレジャーシート(ビーチマット)を持参することをおすすめします。
ウミガメにも遭遇!フィッツロイ島でスノーケリング
ランチを済ませた午後は、お待ちかねのスノーケリングタイムです!島内マップを見ると、ボートが発着する桟橋の両サイドや、有名な「ヌーディー・ビーチ」周辺が絶好のスノーケルポイントとして紹介されています。
今回、私たちは桟橋から右側へずっと歩いた先にある、少し岩場が入り組んだ手前のエリアへ向かいました。実は、我が家の子どもたちは今回が「初めての海でのスノーケリング」。泳ぎは得意ですが、安全のためにあまり遠出せず、かつ魚がたくさん見られる場所がないか、フィッツロイ島で働いている現地の友人(スタッフ)に教えてもらった秘密のおすすめ穴場スポットです!
まずは大人の腰くらいの深さの安全な場所で呼吸の練習をし、慣れてから少しずつ奥へと泳ぎ進めました。
水深2〜3mほどの浅瀬エリアでしたが、足元には美しいサンゴ礁が広がり、色とりどりの野生の魚たちがたくさん泳いでいます!そしてなんと、ラッキーなことに野生の海ガメと一緒に泳ぐこともできました!これには子どもたちも大興奮で大満足!
今回はマスク、スノーケル、フィン、そして子ども用のライフジャケットまで全て持参しましたが、島内のダイブショップでレンタルすることも可能です。手ぶらで来島しても全く問題ありません。
約1時間じっくり海の世界を堪能した後は、シャワーを浴びて着替え、お待ちかねのおやつタイムを楽しみました。
帰りのフェリーが出発する16:00までは、ビーチ沿いをのんびりお散歩。夕方になるにつれてすっきりと青空が広がり、最高の締めくくりとなりました。
まとめ:1日じゃ遊び尽くせない!フィッツロイ島の魅力
ケアンズからフェリーでわずか45分、2大世界遺産(熱帯雨林&グレートバリアリーフ)を同時に、そして手軽に満喫できるリゾートアイランド「フィッツロイ島」をご紹介しました。
私たちが体験した日帰りツアーでは、2つのハイキングコースとスノーケリングを楽しみましたが、島にはまだまだ見どころが尽きません!次回は、今回行けなかった残りのハイキングルートや、憧れの「ヌーディー・ビーチ」でのスノーケリングにも挑戦してみたいです。
さらに島内では、スタンドアップパドルボード(SUP)やシーカヤックのレンタル、濡れずに海中を覗けるグラスボトムボートツアーなども用意されています。正直、日帰りだけではとても遊び尽くせません!贅沢にフィッツロイ・アイランド・リゾート(ホテル)に宿泊し、数日かけてアクティビティを制覇するのもおすすめの過ごし方です。
ケアンズ沖には、もう一つの有名な定番スポットである「グリーン島」もありますが、よりアクティブに、ダイナミックな自然を楽しみたいなら断然フィッツロイ島がイチオシです。日帰りでも、宿泊でも、ケアンズにお越しの際はぜひ足を運んでみてくださいね!













