車のルーフキャリアについて考えてみる。ルーフに載せ過ぎないように!

アマロックルーフバー Camp Gear

前回の記事ではキャンプ道具や車の装備の重量について、車両総重量(GVM)が基準を超えていないように、有効積載量(Payload)内で収まっているかの計算をしてみました。
今回は、車のルーフの積載重量について考えてみたいと思います。

キャンプ道具が増え始め、トランクやカーゴスペース、車内の隙間に積み込んでいたのもそろそろ限界。。そうなると次に考える場所がルーフになると思います。
ルーフにバーやトレイ、プラットフォーム、ボックスなどをつけると一気に荷物を置けるスペースが増えますね。しかし、それらにももちろん最大積載量は決められています。
では、重量オーバーにならないように、正しく安全に使用するために気をつけなければいけないことは?
また、ある動画がきっかけで色々と調べてみることになりました。

参考になった動画

その動画はこちら。“I STUFFED UP!! Overloaded my Roof”

動画では、新しく取り付けたRhinoRackのルーフトレイのセットアップが完全に重量オーバーになってしまっていたとのこと。
そこで、正しく安全に取り扱うための注意喚起も含めて、何が問題だったのか、動画内で詳しく説明されていました。

車のルーフの最大積載量を知ること

まずは、車のルーフの最大積載量を知ること。私の車、Amarokだと100kgになります。
動画内で出てくるトヨタのハイラックスは75kgとありますね。
この数字には、ルーフキャリア自体の重量も入ることになります。

ルーフキャリアの最大積載量を知ること

次にルーフバーやトレイなどのルーフキャリアの最大積載量を知ること。
私のはRhinoRackのルーフバーで、最大100kgまで載せられます。
しかし、ここで大事なのは車のルーフの最大積載量が100kgなので、バーの上に100kgの荷物を載せたとすると、

荷物100kg + ルーフバーの重さ5kg = 105kgがルーフの上に載っていることになり、
ルーフの最大積載量100kgをオーバーしてしまうということです。

つまり、ルーフキャリアの最大積載量は、
ルーフ自体の最大積載量 ルーフキャリアの重量になるんですね。
私の車でいうと、100kg ー 5kg = 95kgがルーフバーに載せられる最大重量です。

例えば、RhinoRackのプラットフォームだと重量は29kgなので、
載せられるのは100kg – 29kg = 71kgになるということです。

オンロードとオフロードの最大積載量の違い

そしてもう一つ大事なのが、このルーフキャリアの最大積載量はオンロードでのこと。
舗装された道だけを走る場合に適用される数値なのです。
では、オフロードを走る場合にはどうなるかというと、重量を1/3減らさなければいけないのです。
オーストラリアでは、少し郊外に行けば未舗装道、砂利道のところはたくさんあり、さらにキャンプへ行くようなところだとなおさらそういう道を走ることが多くなります。
私の車のルーフバーのオフロードでの最大積載量はどうなるかというと、
95kg ÷ 1.5 = 63kg になります。

ちなみに例で出したプラットフォームだと、
71kg ÷ 1.5 = 47kg になりますね。

ルーフロードリミット

前回のキャンプ時にルーフに載せていたもの

ここで、前回のファミリーキャンプで実際にルーフに載せていたものを思い返してみます。

  • ルーフバー: 5kg
  • オーニング: 9.5kg
  • 2x リカバリーボード: 7kg
  • カヤック: 21kg
  • ガゼボ: 26kg

合計すると68.5kgになりますね。
オフロードでの最大積載量は63kgなので、アウトー!
と、意外とあっという間に重量オーバーになってしまいました。

このキャンプでは、3x3mのガゼボとそれにくっつけるガゼボテントを使ったので、このガゼボ26kgが重かったですね。
普段日陰を作るのに車の横に出すオーニングを使うのですが、この時は使う予定がなかったので、外しておけばオーニングの9.5kgはなくなるので問題なかったですね。

ガゼボテント

まとめ

今回はルーフの積載量について考えてみました。
まずは、ルーフ自体の最大積載量を知ること。
それから、ルーフキャリアに載せられる最大重量を知ること。
オンロードとオフロードでの最大積載量の違いも考えておくこと。
各メーカーのマニュアルはしっかりと目を通しておくこと。

参考になった動画のその後。
このルーフセットアップの重量オーバーに気づいたのが数週間のトリップへ行く直前だったみたいで、それでもそのまま行くわけにもいかず、違うメーカーのルーフキャリアに交換してから行っていました。
新しいルーフプラットフォームのほうは、オンロード/オフロードの最大積載量の違いはなく、オールラウンドとして一つの数値で出ていました。分かりやすいですね。
こういうところにもメーカーの違いが出てくるみたいです。
これからルーフキャリアを購入しようかと検討している方は、こういったところも考慮しながら考えてみると良いと思いますよ。

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