ドリフタストックトンのファイヤーピットとアウトドアストーブを比較!

焚き火台比較 Drifta

オーストラリアブランドのドリフタストックトン(Drifta Stockton)からは2つの焚き火台がリリースされています。

ファイヤーピット(Firepit)

Large Firepit - Flat Pack Fire Pit - Camping Fire Pit
The Drifta Stockton large portable folding camping outdoor fire pit is built to handle the toughest Aussie conditions. L...

アウトドアストーブ(Outdoor Stove)

Drifta Stockton Round Outdoor Firepit
Looking for a top-quality fire pit that will keep you warm on a camping trip or in the backyard entertainment area? Look...

今回は、この2つの焚き火台の比較をしてみたいと思います。
それぞれの特徴や違いをみていき、どのような種類の焚き火台なのか、自分にはどのタイプの焚き火台が合うのか、焚き火台を購入する際の参考になればと思います。

セットアップ時、収納時のサイズ

焚き火台比較
2つの焚き火台を並べてセットアップするとこんな感じです。

焚き火台比較
はじめに、セットアップ時と収納時のサイズの比較をしてみましょう。

ファイヤーピット(Firepit)

まずはファイヤーピットのほうからです。

バッグ
ファイヤーピットにはラージとミディアムの2サイズありますが、私が持っているのはラージサイズです。
収納バッグがついてきて、収納時の大きさは520mm x 520mm x 80mmになります。
重さは14kgです。

ちなみにミディアムのほうは、500mm x 500mm x 80mmの大きさで、重さは9kgです。

ファイヤーピット
セットアップした状態です。
下から、ベーススタンド、ベースプレート、焚き火台、グリルブリッジにグリルネットが乗っており、450mm四方の大きさです。
グリルブリッジは3段階に高さが調節できますが、一番高い位置にセットした状態で地面からの高さは540mmになります。

裏庭バーベキュー
この高さは、ベーススタンドとベースプレートを使って焚き火台を置いた時に、ドリフタストックトンのファイヤーテーブルと同じになるようにしたとのことです。

Fire Table - Outdoor Fire Table - Foldable Camping Tables
A simple lightweight collapsible fire table that you can use with your fire pit. Browse our range of fire pits and campi...

バーベキューの際には、その上にグリルブリッジとグリルネットを置いて使います。
もしくは、ベーススタンドもベースプレートも使わずに焚き火台単体で使うのも良いですね。テーブルも無しで、ただ焚き火だけを楽しむ使い方もありです。

アウトドアストーブ(Outdoor Stove)

次に、アウトドアストーブです。

アウトドアストーブ
収納バッグに入っている状態がこちら。
収納時で大きさが、直径370mm、高さが200mmになります。
重さは7kg

アウトドアストーブ
セットアップした状態です。
一番下にスタンドを置いてその上にストーブをセットした高さは450mmです。

アウトドアストーブ
ストーブ自体の高さは370mmになります。

2つの大きな違い

両者を比べてみて大きな違いは2つあると思います。

重さ

まずは重さです。
ファイヤーピットが14kgに対して、アウトドアストーブは7kg。半分の重さです。
これは持った瞬間にすぐ分かる大きな違い。
ファイヤーピットは収納バッグに全部パーツを入れられて、ハンドルがあるのでさっと持てますが、なかなかの重さです。
重さは頑丈さにもつながるので、それだけファイヤーピットはしっかりとしたステンレススチールが使われたタフな作りになっているとも言えます。

一方でアウトドアストーブもステンレススチール製のしっかりとした作りですが、より軽量で持ち運びはファイヤーピットよりも楽になっています。

収納時のサイズ

もう一つは収納時のサイズです。
ファイヤーピットは折りたたんで収納することができるので、折りたたみ時は520mm四方、厚さは80mmとコンパクトになります。
なので、車のトランクやカーゴスペースに収納する時には、狭いすき間があればスッと収納できますね。

アウトドアストーブのほうですが、収納は6つのパーツを重ねて入れていき、コンパクトになりますが一番大きいパーツが収納時のサイズ。直径370mmで高さが200mmの円筒形ですね。
狭いすき間を見つけてスッと収納できる形ではなく、これを収納するためにちゃんとスペースを考えないといけない感じです。

薪の組みやすさ、焚べやすさ

焚き火台がセットアップできたら、次は薪を組んでいき焚き火の開始ですね。
では、薪の組みやすさと、焚き火が始まってから薪を追加したい時、焚べやすさも比較してみましょう。

ファイヤーピットでは

ファイヤーピット
ファイヤーピットでは、メインの焚き火台をセットして(まだ新品で保護シールが貼っている状態の写真です。。)、グリルネットとそれを乗せるグリルブリッジがなければこのような状態です。
上は大きく口が開いているので、薪を組むのは非常に簡単ですね。

ファイヤーピット
小さい枝から組んでいき、どんどん上に大きな薪を積み重ねていき、このくらい高く組んでいくこともできます。
これで焚き始め、火を眺めながら大きな薪が燃えて崩れていけば、ちょうど良い量の炭が焚き火台の中に収まる感じです。
もちろん途中で薪を足していきたければ上からすぐに乗せることも可能ですね。

ファイヤーピット
そして、いざ調理開始!という時には、グリルネットを乗せたグリルブリッジをセットすれば準備完了です。
グリルネットに肉や野菜の食材を置いて焼くバーベキューはもちろん、この時はダッチオーブンでローストラムを作っていたので、オーブンを置く台として使っていました。

ファイヤーピット
火の起こしやすさ、育てやすさですが、焚き火台の4面シートの繋ぎ目にすき間があり、シートにも穴がいくつか開いていて空気が中に通りやすくなっています。
ですが、主には上の大きく開いているところからの空気で燃焼していく感じでしょうか。
たまに上からフーフー吹いて空気を送ったりしますが、火が着いたらあとは見守って適度に薪を足していけばよく燃えてくれます。

アウトドアストーブでは

アウトドアストーブ
次にアウトドアストーブを見てみましょう。
内側にはめ入れたパーツ、底にたくさん穴が空いているトレイの上に薪を組んでいきます。
一番上にリング状のパーツやグリルネットを設置する前に、ある程度の量の薪を組んでしまいましょう。

アウトドアストーブ
着火して燃え始めたら火の勢いはファイヤーピットのそれよりもかなり強くなります。
これは二次燃焼の火力パワーで、まず最初にセットした薪が燃えて一次燃焼が始まり、ストーブ内で暖められた空気がストーブ内側の内部を通り、上部にある穴から再び出てきます。
その空気と、一次燃焼からの炎の煙も燃料となり、ストーブ上部で再び燃焼が起こるのが二次燃焼です。
これがさらに大きな火力を生み出し、かつ煙も燃料に変わり燃え始めるため、煙の少ないパワフルな炎が現れるのです。
なので、ファイヤーピットと比べて薪の量が少なくて大きな火力を生み出せるのがこのアウトドアストーブの特徴ですね。

アウトドアストーブ
ある程度燃え始めたら、リング状のパーツを設置して、中華鍋等を使って直火料理をしても良いですし、

アウトドアストーブ
スタンドとして使っていたパーツですが、五徳としても使えるので、リングパーツの上に置いてその上でフライパンなどを使っても良いですね。
(この時は、ファイヤーピットのベーススタンドを使ってその上にアウトドアストーブを置き、パティオのタイルの上に設置しました。)

アウトドアストーブ
料理中に薪を足したい場合ですが、五徳を使っているときはそれを広げて真ん中を開けることができるので、薪を投入するのも簡単にできます。

違いは?

では、薪の組みやすさ、焚べやすさについて2つの違いは?

ファイヤーピットは上が大きく広がっているので、たくさんの薪を一気に組んで焚き始め、より多くの炭を作るのに適しているかもしれません。
一方、アウトドアストーブは少ない薪でも一気に火力を強くすることができるので、あまり入れすぎるととんでもない炎を作り出してしまいます。(初めて使用した時に実際にそうなり、ちょっとビビりました。。)

ということで、ファイヤーピットでは一気にある程度の量の薪を燃やし始め、焚き火を楽しみながら良い炭が出来るのを待ち、それからじっくりと炭火料理をするのに良さそうなイメージです。
アウトドアストーブだと、薪を少しずつ投入しながら火力を強い状態に保ったままでいられるので、強火力で一気に調理するような料理が向いているのかもしれません。例えば中華鍋を使って一気に炒める肉野菜炒めとかですかね。

バーベキューには?グリルネットの比較

焚き火台をセットアップし、火を焚き始め、良い炭ができたら次は料理ですね。
バーベキューをするのに必要なグリルネットは両方とも付属でついてきます。
なので、この2つのグリルネットを比べてみましょう。

ファイヤーピットのグリルネット

グリルネット
ファイヤーピットのグリルネットはこちらです。
食品グレードの304ステンレススチールでできており、錆や腐食に強く、食品を扱うのに最適ですね。

ファイヤーピット

ファイヤーピット

焚き火料理
グリルネットのネットがストレート状で食材がくっつきにくく、かつグリルブリッジから外すことができるので汚れを落として洗うのも非常にやりやすく、取り扱いがすごく楽な印象です。

グリルブリッジ
グリルネットを乗せるグリルブリッジも3段階で高さを変えられるので、火力の調節もしやすいですね。

アウトドアストーブのグリルネット

アウトドアストーブ
アウトドアストーブについてくるグリルネットはこちら。
ファイヤーピットのとは違ってネットは波形になっており、縦横に編むように交差しているので、より頑丈な作りになっています。
素材はこちらもステンレススチール製、錆や腐食に強く、安心して食材を扱えます。

スクールポイント
ネットは真ん中がやや高く、丸みを帯びた形になっていて、より熱が中心に集まりやすくなっているとのことです。
アウトドアストーブの高火力もあって、ステーキを焼くのには良いですね。

アウトドアストーブ

アウトドアストーブ
丸みを帯びているネットで熱効率が良いのは良いんですが、焼くものによっては座りが悪いのはちょっと気になります。
トウモロコシを焼いていると、コロコロ転がって落ちそうになることが何度か。。
周りにズッキーニを置いてブロックしたり、アスパラガスも縦半分に切って転がりにくくしたり、なんてやっていました。

で、ふと気づいたんですが、ネットをひっくり返して真ん中が凹むように置けば良いんじゃね?ということで解決しました。これで良いですよね。

まとめ

ということで、ファイヤーピットとアウトドアストーブの2つを比べてみました。
あらためて表にまとめてみます。

ファイヤーピット アウトドアストーブ
サイズ(セットアップ時) 450mm四方 x 高さ540mm 直径370mm x 高さ450mm
サイズ(収納時) 520mm四方 x 厚さ80mm 直径370mm x 高さ200mm
重量 14kg 7kg
焚き火のしやすさ 薪を沢山組んで多くの炭を一気に作ることができる。 二次燃焼パワーで少ない薪で大きな火力を作ることができる。
グリルネット ストレート形で食材がくっつきにくく、汚れを落として洗うのも容易。 波形でネットが交差してより頑丈、丸みを帯びた形が熱効率アップ。
おすすめ焚き火料理 炭火料理。3段階高さ調節可能なグリルブリッジで火力調節も楽に。 ステーキ、炒め物。高火力を利用して一気に調理するのに最適。
おすすめ焚き火スタイル 沢山の薪で大きな火を作って大勢で楽しむキャンプファイヤー。 煙が少ない炎なのでストーブに近づいて暖まるまったりな焚き火。

こんな感じになりました。いかがですか?
焚き火台を選ぶ際の参考になれば幸いです!

ドリフタ(Drifta)はオーストラリア発祥のブランドです。オーナーであるルークさんによって2000年に創業されたこの会社は、シドニーから北へ300kmの小さな町グロスターに本社があります。
ハンドメイドのキャンプキッチンの製造から始まり、4WD車の引き出し収納棚、オーストラリア産のキャンバス生地を使ったキャンバス製品をメインに、あらゆるキャンプ、4WD用品を製造、販売している純オーストラリアの会社です。
ウェブサイトはこちら↓

Drifta Camping & 4WD - Camping Gear, Trailers, 4WD Drawers & Kitchens
100% Australian owned and made, Drifta products are specially designed to help keep campers and travellers organised in ...

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