【豪州アウトバック】サバンナウェイで行く!バークタウンと奇跡の雲モーニンググローリー

モーニンググローリー Camp Trip
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ケアンズからサバンナウェイを通り、クイーンズランド州を横断する4WDアドベンチャー。ノーマントンを過ぎてさらに西へ向かうと、道はやがて未舗装のレッドダストへと変わっていきます。


オーストラリア・サバンナウェイの未舗装路を走る4WD

「これぞアウトバック!」という景色が続く中、意外にも周囲の植生は刻々と変化します。運転好きにはたまらない、爽快なドライブコースです。

1. 幻の滝?レイックハルト滝 (Leichhardt Falls)

ノーマントンから西へ150km。サバンナウェイがレイックハルト川を横断するポイントに到着します。


乾季のレイックハルト川の様子

訪れた9月末は乾季の終わり。川の水量は驚くほど少なく、雨季には水没するであろう岩肌が露出していました。ここを右折して5分ほど砂地のトラックを進むと、レイックハルト滝(Leichhardt Falls)が見えるスポットへ出られます。


レイックハルト滝の入り口看板

残念ながら、この時期は水が枯れており「滝」を見ることはできませんでしたが、ここは人気のフリーキャンプサイトとしても有名。設備は一切ありませんが、ワイルドなキャンプを楽しみたい人には最高のロケーションです。


水が流れていないレイックハルト滝の岩場

2. 辺境の町バークタウン (Burketown)

レイックハルト滝からさらに71km。ケアンズから累計900kmの地点にあるのが、クイーンズランド州北西の端にある町、バークタウンです。

人口わずか230人ほどの小さな町ですが、「バラマンディの聖地」として知られ、イースターの時期には大規模なフィッシング大会も開催されます。

宿泊情報:バークタウン・キャラバンパーク

今回滞在したのは、町に2つある宿泊施設のうちの1つ、バークタウンキャラバンパーク(Burketown Caravan Park)。電源付きサイトやシャワー、ランドリー、売店が完備されています。


バークタウンキャラバンパークのキャンプサイト

日中は気温35度を超える酷暑。プールがないのが誤算でしたが、インフォメーションセンターで教わった周辺スポットを巡って暑さを凌ぎました。

バークタウン

オーストラリア最大級の湿地帯「ソルト・パン」

町から車で10分の場所にあるのが、広大なソルト・パン(Salt Pans)です。雨季にはオーストラリア最大の湿地帯となりますが、乾季には水分が蒸発し、見渡す限りの白い塩田が現れます。


バークタウンの広大な塩田ソルトパン

歴史を物語る「バークタウン・ボア」

町の入り口にあるバークタウン・ボア(The Burketown Bore)は、1897年に掘られた自噴井戸です。かつては公共浴場もありましたが、現在はミネラル過多で飲用には適さないとされ、不思議な湿地景観を作り出しています。


自噴し続けるバークタウン・ボア

バークタウンボア

3. 最高の避暑地!グレゴリー川 (Gregory River)

「暑くてたまらない!」という時に絶対行くべきなのが、バークタウンから南へ120kmの場所にあるグレゴリー川。ここは地元の人も絶賛するクリスタルクリアな川遊びスポットです。


透明度の高いグレゴリー川での川遊び

水は驚くほど冷たくて綺麗!ピクニックをしながら一日中過ごせる、アウトバックのオアシスです。

グレゴリー川

4. 世界で唯一の絶景!奇跡の雲「モーニング・グローリー」

今回の旅の最大の目的、それは世界でも極めて珍しい気象現象「モーニング・グローリー (Morning Glory Cloud)」をこの目で拝むことでした。
モーニンググローリー

モーニング・グローリーとは?

モーニング・グローリーは、巨大な「管(くだ)」のような形をしたロール状の雲の帯です。その規模は圧倒的で、以下のような特徴を持っています。

  • サイズ: 長さは最大1,000km(日本列島の約半分!)、高さは1〜2km。
  • 速度: 時速40〜60kmという速さで移動します。
  • 発生の仕組み: ヨーク岬半島を挟んで東西から吹き込む海風がぶつかり合い、波のような空気のうねり(大気波)が生じることで、この特殊な形状が作られます。

なぜバークタウンが「聖地」なのか?
世界各地で稀に観測例はありますが、毎年9月〜11月に高確率かつ定期的に発生するのは、世界中でここバークタウン(カーペンタリア湾)だけです。そのため、この時期には世界中から気象学者や、雲の波に乗る「グライダー乗り(ソアリング)」たちが集結します。

【体験記】40分間のドラマ:突風とともに現れた白い壁

滞在3日目の朝、ついにその瞬間が訪れました。キャラバンパークのオーナーに教わった絶景ポイント「バークタウン・セメタリー(墓地周辺)」にて、日の出前から待機します。

夜明け前、東の空にうっすら見えるモーニンググローリー

バークタウン・セメタリーから望むモーニンググローリー
地平線まで続くモーニンググローリーのパノラマ写真

朝日に照らされる巨大なロール状の雲

最初は東の空にうっすらとした筋が見える程度でしたが、日の出と同時に状況が一変。ゴォォォという地響きのような音とともに突風が吹き荒れ、巨大な白い壁が回転しながら迫ってきました。

頭上を通り抜ける際の迫力は、まさに自然の脅威。わずか40分後には、何事もなかったかのように快晴の青空に戻りました。この「一瞬の奇跡」のために何日も滞在する価値は十分にあります。

☁️ モーニング・グローリーを観測するための3つのコツ

  • 1. 9月〜11月の「シーズン」をピンポイントで狙う
    発生確率は10月が最も高いと言われています。非常に限られた時期の現象なので、この3ヶ月の間に旅行を計画するのが大前提です。
  • 2. 前日の「湿度」と「風」をチェックする
    「高湿度(85%以上)」と「北北東の強い海風」が発生のサイン。自分だけで判断せず、インフォメーションセンターのスタッフや地元のベテランに「明日の朝は出そう?」と聞いてみるのが一番確実です。
  • 3. 日の出30分前には「バークタウン・セメタリー」へ
    雲が現れてから通り過ぎるまでは、わずか30分〜1時間程度のドラマです。明るくなってからでは遅いこともあるので、日の出前から観測スポット(墓地周辺が視界が開けていておすすめ)で待機しましょう。

まとめ:サバンナウェイを行くならバークタウンへ!

モーニング・グローリーをはじめ、アウトバックの厳しさと美しさが詰まったバークタウン。サバンナウェイを横断するなら、絶対に外せない特別な町です。最後に、この記事のポイントを振り返ります。

  • モーニング・グローリーは9〜11月の日の出直後がチャンス!
  • ✅ 暑い日中はグレゴリー川の冷たい水でリフレッシュ。
  • レイックハルト滝は乾季でもワイルドなキャンプを楽しめる。
  • ✅ 地元のインフォメーションセンターで最新の気象情報をゲット。

広大な大地を走る4WDアドベンチャーの醍醐味が、ここにはあります。あなたもこの「奇跡の雲」を追いかけて、オーストラリア北西部の冒険に出かけてみませんか?

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