- キャンプに「必要なもの」と「欲しいもの」の優先順位
- 【実録】我が家のキャンプセットアップの変遷(2014年〜)
- 5人用ドームテント(基本の初心者スタイル)
- 5人用ドームテント + 3x3mガゼボ(リビングスペースの確保)
- 5人用ドームテント + 3x3mガゼボ + ガゼボテント(虫対策と遊び場)
- 3x3mガゼボ + ガゼボテント(究極の効率化スタイル)
- 3x3mガゼボ + ガゼボテント + タープ(雨天・結露対策)
- インスタントアップテントへの移行(時短設営の追求)
- 6人用インスタントアップテント + カーサイドオーニング(手軽さ重視)
- 2人用ドームテント + オーニング(ミニマムな親子キャンプ)
- 6人用インスタントアップテント + 2人用ドームテント(睡眠の質を劇的に改善する「別室」スタイル)
- 4人用ポップアップテント + 2人用ドームテント(積載スペース確保と設営スピードの追求)
- 4人用ポップアップテント + 2人用ストレッチャーテント(地面のコンディションに左右されない快眠への挑戦)
- ポップアップテント + スワッグ(積載を車外へ逃がすオーストラリア伝統スタイル)
- スワッグ + ルーフトップテント(過酷なロードトリップを支える安全性と利便性)
- スワッグ + ルーフトップテント + ヘキサタープ(広大なリビングの確保)
- ルーフトップテント + 270度オーニング(準備不要で旅に出られる最強の車ベース・ソロスタイル)
- あなたにぴったりのスタイルは?キャンプセットアップ比較表
- まとめ:自分に合ったスタイルを見つけよう
キャンプに「必要なもの」と「欲しいもの」の優先順位
まず、キャンプを始めるにあたって最初に揃えるべきアイテムは、ズバリ「必要なもの」です。
- 睡眠に必要なもの:テント、マット、寝袋など
- 食事に必要なもの:イス、テーブル、ライト、カセットコンロ、クーラーボックス、調理器具など
まずはこれらの必需品を最低限揃えて、とりあえずキャンプへ行ってみましょう。実際に行ってみることで、「これは絶対に必要」「これは無くても大丈夫だった」という自分のスタイルがはっきりと見えてきます。実は、本当に必要なものというのは意外と少ないものです。
キャンプに慣れてくると、次に「欲しいもの」がどんどん出てきます(笑)。「新しいモデルに買い替えたい」「これを試してみたい」という欲求は、キャンプをさらに楽しく、魅力的にしてくれるスパイスです。予算の許す範囲で、少しずつ自分の理想を形にしていきましょう。
【実録】我が家のキャンプセットアップの変遷(2014年〜)
我が家がキャンプを始めたのは2014年12月。当時、娘は3歳、息子はまだ生後7ヶ月でした。それから10年、テントをはじめ数多くのアイテムを試し、試行錯誤を繰り返してきました。
キャンプスタイルは、人数(ソロ・家族・グループ)や期間(週末1泊・長期ロードトリップ)によって最適なセットアップが異なります。ここでは、オーストラリアのキャンプ用品店で揃えられるアイテムを使った、我が家のリアルな変遷をご紹介します。
5人用ドームテント(基本の初心者スタイル)

最初に購入したのは、定番の5人用ドームテントです。収納サイズが手頃で設営も簡単なため、初心者におすすめ。オーニングスペースを荷物置き場にし、青空の下でキッチンを展開していました。これはキャンプ2回目の時の写真です。最低限必要なものだろうと揃えたアイテムでしたが、この時から「不要なもの(大きなピクニックテーブル&イスセット)」に気づき、軽量化が始まりました。
5人用ドームテント + 3x3mガゼボ(リビングスペースの確保)

オーストラリアの強い日差しや突然の雨に対応するため、4回目のキャンプから3x3mのガゼボを追加しました。テントのオーニング部分に重ねるようにガゼボを設置することで、広々としたキッチン&ダイニングが完成。日中も日陰で涼しく過ごせるようになり、快適性が格段にアップしました。キャンプにおける「リビングルーム」の重要性を実感したスタイルです。
5人用ドームテント + 3x3mガゼボ + ガゼボテント(虫対策と遊び場)

グループキャンプ時、アブ(March Fly)などの虫対策として、ガゼボ内に吊るせるガゼボテントを導入しました。これが大正解!全面メッシュになるので風通しが良く、それでいて虫を完全にシャットアウト。特に小さな子供たちが中でお絵描きをして遊ぶなど、安全なプレイスペースとして非常に重宝しました。寝室・リビング・遊び場の3エリアを分けた贅沢な構成です。
3x3mガゼボ + ガゼボテント(究極の効率化スタイル)

「ガゼボテントの広さなら、家族全員ここで寝られるのでは?」という気づきから、ドームテントを省略した超効率スタイルが誕生しました。設営するのはガゼボ一つだけなので大幅な時短に。この頃から車のテールゲートをキッチン代わりに使う工夫も始まり、ダイニングと寝室がガゼボ内にコンパクトにまとまる、無駄のないセットアップになりました。
3x3mガゼボ + ガゼボテント + タープ(雨天・結露対策)

ガゼボテントの唯一の弱点は、シングルウォールゆえの「結露」と「雨への弱さ」です。これを補うため、ガゼボテントの上にさらにタープを被せるスタイルを考案しました。タープでスロープを作ることで雨を逃がし、内部の結露も軽減。天気予報が悪い時の「雨仕様セットアップ」として、ロードトリップでも役立ったスタイルです。
インスタントアップテントへの移行(時短設営の追求)

友人家族が使っていたのを見て、その設営の速さに感動して買い換えたのが6人用インスタントアップテントです。ドームテントに比べてポールを通す手間がなく、文字通り一瞬で立ち上がります。3x3mの広々とした室内は高さもあり、着替えも楽々。この頃からキッチンは完全に「車の後ろ」に固定し、キャンプサイトをかっちり作り込みすぎない自由なスタイルへと変わっていきました。
6人用インスタントアップテント + カーサイドオーニング(手軽さ重視)

重いガゼボの代わりに、車に常設できる2x3mのカーサイドオーニングを導入しました。ルーフに取り付けっぱなしにできるので、設営は広げるだけ。ガゼボよりもはるかに軽量でコンパクトながら、十分な日除けエリアを確保できます。移動が多いロードトリップや、サッと昼食休憩をとりたい時にも最適な、実用性重視の組み合わせです。
2人用ドームテント + オーニング(ミニマムな親子キャンプ)

息子と二人で行く「ボーイズキャンプ」用に、あえてシンプルな2人用ドームテントを購入しました。ダブルサイズのマットレスがちょうど一つ入る最小限のサイズ感。風が強い湖畔などでは、サイドオーニングにオーニングウォールを取り付けて風防を作り、その影にテントを隠すように配置。ミニマムながら、過酷な環境にも対応できるテクニカルなスタイルです。
6人用インスタントアップテント + 2人用ドームテント(睡眠の質を劇的に改善する「別室」スタイル)

キャンプを始めて6年目、辿り着いたのがこの「2テント体制」です。普段は家族4人ひとつのテントで寝るのが楽しみでしたが、長期ロードトリップを目前に控え、解決しなければならないのが「寝不足問題」でした。子供たちの寝相で妻が眠れない状況を改善するため、妻は2人用テントで一人静かに、私は子供たちと大きなテントで、というスタイルに。「キャンプを長く続けるコツは、家と同じくらいしっかり眠ること」。この決断が、その後のサバンナウェイ9日間トリップの成功を支えてくれました。
4人用ポップアップテント + 2人用ドームテント(積載スペース確保と設営スピードの追求)

長期トリップでは食料や水などの荷物が増えるため、巨大な6人用テントの積載が課題になりました。そこで導入したのが4人用ポップアップテント。収納時の厚さはわずか5cm!荷台の隙間にスッと入り、設営は文字通り「放り投げるだけ」で完了します。ダブルとシングルのマットレスを敷けば、私と子供2人でちょうど良いサイズ感。設営と片付けがさらに速くなり、移動の多い旅が驚くほどスムーズになりました。
4人用ポップアップテント + 2人用ストレッチャーテント(地面のコンディションに左右されない快眠への挑戦)

15日間のケープヨークトリップに向け、地面のデコボコやぬかるみを気にせず設営できるストレッチャーテント(脚付きテント)を試しました。コットの上にテントが載っている構造で、膝が痛い方や地面の湿気を避けたい方には最高のアイテムです。しかし、私にはストレッチャー特有の「しなり」が合わず、結局「自分は地面派だ」と気づく結果に(笑)。向き不向きはありますが、膝が楽で出入りしやすいので、スタイルが合う方には非常におすすめできる装備です。
ポップアップテント + スワッグ(積載を車外へ逃がすオーストラリア伝統スタイル)

荷台スペースを極限まで空けるために導入したのが、オーストラリア伝統の「スワッグ(Swag)」です。厚さ70mmの快適なマットレスを内蔵しながら、寝具ごと丸めて防水バッグに入れ、ルーフに積めるのが最大の魅力。これにより車内の居住・積載スペースが劇的に改善しました。テントは「ただ寝るためだけの場所」と割り切り、日中は外で過ごすスタイルの我が家には、このコンパクトさが最高にフィットしました。
前々から気になっていてカッコ良いなーと思っていたこのスワッグ、ケープヨークトリップ前に思い切って購入し、それからずっと使っています。これが私の一番のお気に入りスタイルとなりました。
スワッグ + ルーフトップテント(過酷なロードトリップを支える安全性と利便性)
ついに辿り着いた今のところの「最終形態」です。このスタイルの最大のメリットは、「設営の速さ」と「寝床のフラットさ」にあります。地面に寝るスワッグは場所選びが重要ですが、ルーフトップテントなら車さえ水平に停めれば、デコボコやぬかるみを気にする必要がありません。
15日間のケープヨークトリップでは、クロコダイル(ワニ)対策という冗談半分、本気半分の理由もありましたが(笑)、結果として大正解でした。基本はスワッグに私と息子、ルーフトップテントに妻と娘という分担です。寝具類がすべてルーフ上に収まるため、車の荷台スペースが劇的に空き、長期旅の荷物も余裕を持って積み込めるようになりました。
ただし、一つだけ弱点が。車と一体化しているため、「朝、車で日の出を見に行く」のが億劫になります。片付けは5分もかかりませんが、起きてすぐ畳む手間があるため、今の我が家では「日の出はサイトで楽しみ、日の入りは車で見に行く」というスタイルに落ち着いています。
スワッグ + ルーフトップテント + ヘキサタープ(広大なリビングの確保)
スワッグとルーフトップテントの組み合わせに、さらにヘキサタープを加えるスタイルです。毎回張るわけではありませんが、長期滞在時や雨天時には欠かせません。我が家が愛用しているのはDriftaのヘキサタープで、収納時はたった3.5kgと超軽量・コンパクト。しかし、広げれば6.5m x 5.5mという広大なカバーエリアを誇ります。
3x3mのガゼボと比較しても圧倒的に広く、家族4人がゆったり過ごせる日陰を作り出せます。「使うか分からないけれど、常に車に忍ばせておける」サイズ感は、荷物の多いオーストラリアのロードトリップにおいて非常に大きなアドバンテージです。
ルーフトップテント + 270度オーニング(準備不要で旅に出られる最強の車ベース・ソロスタイル)
最後は、最近挑戦したソロキャンプでのセットアップ。ルーフトップテントと270度フリースタンディングオーニングの組み合わせです。この2つのアイテムは常に車に取り付けてあるため、事前の準備は実質「冷蔵庫に食料を詰めるだけ」。
270度オーニングは、柱を立てる必要がない「フリースタンディング」タイプなので、車を停めてから1分もかからず巨大な屋根が完成します。仕事終わりの夕方にキャンプ場へ向かい、1泊してサッと帰ってくるような身軽なキャンプには、これ以上ないスタイルです。「キャンプに必要なものはすべて車にある」。これが現在の我が家が辿り着いた、最も洗練された車ベースのキャンプスタイルです。
▼ 実際の設営の様子を動画でチェック!
あなたにぴったりのスタイルは?キャンプセットアップ比較表
これまでの変遷を振り返り、それぞれのスタイルの特徴をまとめました。自分のキャンプスタイルや家族構成に合わせて、最適なセットアップを見つける参考にしてください。
| キャンプスタイル | おすすめの人 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 定番ドーム + ガゼボ | 初心者・グループ | コスパ最強。リビングが広く、大人数でも快適。 | 設営・撤収に時間がかかる。荷物がかさばる。 |
| インスタントアップ | 時短重視の家族 | 設営がとにかく早い!室内が広く、着替えも楽。 | 収納サイズが大きく、積載スペースを圧迫する。 |
| 2テント体制 | 快眠第一の家族 | 家族全員が熟睡できる。長期旅でも疲れが溜まらない。 | 2つテントを張る手間と場所が必要。 |
| スワッグ (Swag) | 積載を減らしたい人 | 寝具ごとルーフに積める。オーストラリアらしくてカッコ良い。 | 収納サイズ(横幅)が大きい。雨の日の出入りが少し大変。 |
| ルーフトップテント | 本格ロードトリッパー | 設営1分。地面の状況に関わらず、常にフラットで安全。 | 一度設営すると、車でちょっと出かけるのが億劫になる。 |
| 270度オーニング | ソロ・ミニマリスト | 柱なしで広大な日陰。準備なしで即出発・即設営が可能。 | 車種やラックの制限がある。価格が高め。 |
💡 迷った時のクイック診断!
- ✅ 「まずは安く、楽しく始めたい!」
👉 まずは 5人用ドームテント + タープ からスタート! - ✅ 「子供の寝相で眠れない…でも長期旅がしたい!」
👉 迷わず 2テント体制 を試すべき。睡眠は最大の投資です。 - ✅ 「設営を楽にして、もっと自然の中で遊びたい!」
👉 スワッグ や ルーフトップテント へのアップグレードが正解!
まとめ:自分に合ったスタイルを見つけよう
我が家の10年間、計15のスタイルをご紹介しました。これほど多くの変遷があったのは、子供の成長や旅の目的に合わせて常に「最適」を追い求めてきた結果です。
使わなくなった道具はGumtreeなどで売却し、新しいギアを揃える資金にするのもオーストラリア流の楽しみ方。キャンプスタイルに正解はありません。まずは最低限の装備で出かけてみて、少しずつ自分たちだけの「ゴール」を探してみてください。
この記事が、皆さんの素晴らしいアウトドアライフの参考になれば幸いです!













コメント
いつも面白い投稿 ありがとうございます! 勉強になります。 この間 1人用ストレッチャー テントで寝た際にエアベッドで寝たら肩を悪くして2週間以上も 痛い日が続いているので 良いマットレスを買いたいのですが 一人用のおすすめがあれば教えていただきたいです。
こんにちは。コメントありがとうございます!
フォームマットかセルフインフレーティングマットは快適ですよ。収納コンパクトならセルフインフレーティングマットが良いと思います。
1人用ストレッチャーテントに収まるマットならZempireのmonstamatはとても人気があって1番売れてますし、2年保証でフィードバックもとても良いですのでおすすめです!