7泊8日のキャンプトリップその4。
4日目は、今回のキャンプトリップのもう一つのメインイベントと言ってもよいフォシッキングに行ってきました。
Fossicking?? 私も最初は全然知りませんでしたが、キャンプ好きの友人に写真を見せてもらって「ここは行ってみたい!」と思い、今回に至ります。
フォシッキング(Fossicking)とは
フォシッキングは日本語で言うと採掘でしょうか。ある決められたエリアで、ライセンスを取得し、色々な天然石や金を採掘して楽しむアクティビティーです。
フォシッキングができる場所は
クイーンズランド州政府のウェブサイトにフォシッキングのできるエリアが地域別に載っています。ケアンズを含む北部クイーンズランドには6カ所あります。
Agate Creek fossicking area
アゲートクリーク・フォシッキングエリアは今回行ったところです。ケアンズから500km。
コボールドゴージビレッジからだと40km、1時間弱で着きます。
ここで採れるのはAgate、瑪瑙(めのう)という天然石です。
Lava Plains fossicking area
ラバプレインズ・フォシッキングエリアはケアンズから300km。
ここはサファイヤで有名なところだそうです。
Mount Gibson fossicking area
マウントギブソン・フォシッキングエリアはケアンズから150km。温泉で有名なインノットホットスプリングスのすぐ近くです。
ここはトパーズがよく採れるところだそうです。
Young’s Block fossicking area
ヤングスブロック・フォシッキングエリアはケアンズから500km。
ここが有名なのはゴールドです。金です、金。
O’Briens Creek fossicking area
オブリアンクリーク・フォシッキングエリアはケアンズから320km。
ここはトパーズをはじめ、クオーツ、クリスタル、アクアマリンなどが採れるそうです。
Moonstone Hill feldspar locality
ムーンストーンヒル・フェルドスパーローカリティーはケアンズから410km。
その名のとおり、ムーンストーンが採れるそうです。
フォシッキングのライセンスを取るには
フォシッキングをするにあたって、ライセンスが必要になります。でも安価。
有効期間が1ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と選べ、1ヶ月だと1人$8.5。またはファミリーで$12.2。(税抜き価格。2020年3月現在。)
クイーンズランド州政府のウェブサイトからオンラインで購入可能です。
フォシッキングに必要なものは
フォシッキングに必要なものですが、まずはアウトドアのアクティビティーなので、帽子、サングラス、日焼け止め、虫除けスプレー等は必須。
さらに採掘するのに必要なものとして、子供が砂遊びする時に使うものと同じと考えて良いと思います。バケツ、スコップ、フォークなど。
あとザルみたいなのがあると良いかも。川底からグッとすくって、砂をふるい落として最後に残っている天然石や金を見つけ出したり。
実際のフォシッキングは
では、実際に私達が行ったアゲートクリークでのフォシッキングがどのような感じだったか。
コボールドゴージビレッジからアゲートクリークまでのドライブ
ビレッジからさらに南へ40km。要所にサインが出てあり、迷うこともなく1時間弱で着きました。
道中のドライブも楽しみの1つです。いくつか川を横切るところがありましたが、水はほとんどなし。雨季の間(12月〜3月あたり)は川の増水により道路が通行止めになったりしますが、乾季に入り、私達の行った7月には川の水はほぼ無い状態にまでなります。
エリア内のクリーク沿いが良いポイント
出発前、ビレッジの受付の方に聞いたアドバイスによると、フォシッキングエリア内のクリーク沿いを探してみると良いとのこと。そして地図をいただきました。
エリア内に入り、ゆっくり車を走らせながら辺りを見回し、良さそうな感じの場所を見つけ車を停めます。
川の水は完全に干上がっていました。そこを歩きながら足元にゴロゴロしてる石をよく見たら、アゲートです。瑪瑙。
そこらじゅうにあるんです。これは子供たち大興奮。もちろん大人たちも夢中になりました。
ちょっとランチ休憩
1カ所目で掘りはじめて夢中になり、あっという間に2時間経過。簡単にサンドイッチでランチ休憩です。
コボールドゴージ周辺は、7月だと夜は10度を切るので結構冷えます。しかし日中は30度近く上がるので、暑さ対策も忘れずに。
ブッシュのど真ん中なので何もありません。大自然しかありません。
赤い道が出てきたらベストスポット
ランチ休憩の後、さらに奥のほうへ移動しました。すると赤い道が出てきたのでちょっと止まり、車を降りてみました。
ここが1番興奮しましたね。まさにアゲートロードです。
道の横にクリークもあり良い場所だったので、ここが2ヶ所目の堀り場になり、1時間ほど過ごしました。
川底を丹念に探します。
割れて中が見えているものは見つけやすいのですが、割れてない球体状のものを見つけたいのです。
いろんな模様があるんですね。
小さなバケツを2個持って行ったけど全然足りず。朝食べたヨーグルトの空き箱も使いながら、たくさん持って帰りました。
後日、カットをしてもらいました。
キャンプトリップから戻り、まずは自宅で洗ってみました。見違えるようにキレイになります。
そして、ケアンズ市内にある原石をカットしてもらえるお店に行き、いくつかカットしてもらいました。
見た目はアゲートみたいでも、割ってみなければ分からない。ただの石の場合もあったり。
割ってみないと綺麗な模様なのかも分からない。中が空洞だらけのもあったり。
まとめ
今回はアゲートクリークフォシッキングエリアでのアゲート(瑪瑙)採掘でした。
大きくて球状のアゲートを見つけ、割ってみたら素晴らしく綺麗な模様の瑪瑙が!と簡単にはいきませんでしたが、子供たちと一緒にやるアウトドアアクティビティーとしてはかなりおすすめです。楽しめることは間違いありません。
北部クイーンズランド州にある残り5カ所のエリアも機会があれば行ってみたいと思います。
おすすめ時期としては、雨季明けで川の水が落ち着き始め、川底が前季から一掃されフレッシュになる頃、4月あたりが良いのではないでしょうか。
暑さに関しては、フォシッキングエリアは内陸が多いので、7月頃の冬だと日中は過ごしやすいかもしれません。
オーストラリアならではアウトドアアクティビティー、ぜひチャレンジしてみてください。