ケアンズから西へ約200km、アウトバックの入り口に位置するチラゴー(Chillagoe)。車で約3時間のこの町へは、これまで2度ほどセルフガイドでの洞窟探検を目的に訪れてきました。
過去のセルフガイド探検の様子はこちらの記事で紹介しています。
今回は、2日間の休みを利用した1泊2日の強行スケジュールで、3度目のチラゴーキャンプへ!目的は、今まで未体験だった「レンジャーガイド付き洞窟ツアー」への参加です。滞在24時間という限られた時間の中で、3つの洞窟ツアーを制覇した様子を詳しく紹介します。
ツアーの拠点「チラゴーハブ(The Chillagoe Hub)」で準備
チラゴー=マンガーナ・ケイブス国立公園には、誰でも自由に入れるセルフガイドの洞窟が3カ所、そしてレンジャーの同行が必要なツアー専用の洞窟が3カ所、計6カ所の洞窟があります。
ガイドツアーはクリスマスを除き毎日開催されていますが、参加にはチケットの事前購入が必須です。町の中心部にある観光案内所チラゴーハブで手続きを行いましょう。
予約のポイント:事前電話がおすすめ
ツアーは人数制限があるため、当日現地に行って「満員で入れない!」という事態を避けるためにも、事前に電話で予約しておくのがベストです。料金は1ツアーごとのほか、複数の洞窟を巡るパッケージ料金(2ツアー・3ツアー)もあり、数が多いほどお得になります。
私たちは数日前に電話で3ツアーの予約を済ませていたので、当日は支払いを済ませてスムーズにチケットを受け取ることができました。
宿泊地:チラゴー・オブザーバトリー・アンド・エコロッジ
初日は朝8時にケアンズを出発し、11時にチラゴーへ到着。チケットを受け取った後は、今回お世話になるキャンプ場「チラゴー・オブザーバトリー・アンド・エコロッジ」へ向かいました。
ここはキャビンや電源付きサイトも完備されていますが、私たちは「電源なしサイト(1泊1名$10)」を選択。家族4人で$40と、非常にリーズナブルです。
名前に「オブザーバトリー(天文台)」とある通り、夜には天体観測セッション(有料・要予約)も開催されています。アウトバックの夜空を満喫したい方にはぴったりですね。
充実の施設:清潔な水回りとキャンプキッチン
特筆すべきは施設の充実度。メインのシャワー・トイレは非常に清潔で、電源なしサイトの近くには簡易設備も増設されていました。ランドリールームもあり、長期旅行でも安心です。
キャンプキッチンには調理道具が一通り揃っており、食材さえ持ち込めば本格的な食事が楽しめます。また、サイト内には岩で囲まれた焚き火スポットが点在しており、直火でキャンプファイヤーを楽しめるのが最大の魅力です。
【ツアー1】ロイヤルアーチケーブ(Royal Arch Cave)
初日の午後1時30分、最初の目的地であるロイヤルアーチケーブへ。ここは駐車場が集合場所になり、そこから250mほど歩くと洞窟があります。
この洞窟には照明がないため、一人一つずつ強力なヘッドライトまたはハンドライトが支給されます。入り口は厳重にロックされており、レンジャーが鍵を開けて中に入ると、すぐに「非日常」の世界が広がります。
全長1.3km、約90分のツアーでは、レンジャーの詳しい解説を聞きながら進みます。途中、全員のライトを一斉に消して「完全な暗闇」を体験する時間もあり、その深淵な静寂には圧倒されました。比較的平坦な道が多く、家族連れでも参加しやすいコースです。
【ツアー2】ドナケーブ(Donna Cave)
2日目は早朝にキャンプ場をチェックアウトし、午前9時開始のドナケーブへ。こちらは入り口からいきなりハシゴのような急階段を降りる、スリル満点のスタートです!
ロイヤルアーチとは異なり、洞窟内は美しくライトアップされています。光に照らされた鍾乳石は幻想的で、まるで別の惑星に迷い込んだかのよう。階段の昇り降りや狭い通路が多いので、歩きやすい靴が必須です。所要時間は約60分でした。
【ツアー3】トレズキンケーブ(Trezkinn Cave)
最後を締めくくるのは、午前11時開始のトレズキンケーブ。集合場所は駐車場ではなく、高台にある洞窟の入り口前。ここからはアウトバックの地平線まで見渡せる絶景が楽しめます。
この洞窟は、3つの中で最も狭く、勾配が急です。レンジャーの「後ろ向きで階段を降りて」というアドバイスに従い、慎重に進みます。ハイライトは何といっても「シャンデリア」と呼ばれる見事な鍾乳石。年代によって異なる色彩を放つ自然の造形美は、言葉を失うほどでした。
洞窟内は年間を通して25度前後に保たれているそうで、夏場は涼しく感じられそうですね。約45分のツアーを終え、地上に戻ったのは正午。これにて24時間の弾丸ミッション完了です!
まとめ:1泊2日でもチラゴーは満喫できる!
3つのツアーを終え、12時にチラゴーを出発。夕方にはケアンズの自宅に到着しました。滞在24時間という短いスケジュールでしたが、初日の夕方は焚き火を囲んでのんびりする時間もあり、驚くほど充実した旅となりました。
家族で選ぶ!おすすめ洞窟ランキング
どれが一番良かったか? 家族4人で話し合った結果、見事にバラバラでした(笑)
- 私:探検家気分を味わえる「ロイヤルアーチ」
- 妻:ライトアップが美しい「ドナケーブ」
- 子供たち:スリル満点の急階段とシャンデリアの「トレズキン」
つまり、どの洞窟も個性的で、どれを選んでも間違いなしということです。自分たちで自由に歩くセルフガイドも楽しいですが、地元の歴史や地質に詳しいレンジャーの話を聞きながら歩くツアーは、満足度が段違いでした。
チラゴーへのキャンプを計画されている方は、ぜひ今回の24時間プランを参考にしてみてください。さらに深く楽しみたい方は、こちらの48時間プランの記事もどうぞ!

















