2022年9月、念願だったオーストラリア大陸最北端「ケープヨーク(Cape York)」への15日間トリップに行ってきました。日本語での現地情報はまだ少ないため、今後計画を立てる皆さんの役に立つよう、ルートやキャンプ地、道中の注意点などを事細かに記録していきます。
ケープヨーク(Cape York)とは?場所とアクセスの基本
まず、ケープヨークとはどこかという点ですが、オーストラリア大陸北東部に位置する大陸最北端「ヨーク岬」を指します。この突き出た半島全体をケープヨーク半島と呼びます。
東海岸側からの入り口はケアンズ付近となるため、シドニーやメルボルンなど南部から来るオフローダーにとっても、ケアンズが実質的なスタート地点となります。詳細はクイーンズランド州観光局公式ページも参照してください。
準備必須!ケープヨーク・トリップで愛用した地図とガイドブック
電波の届かない場所が多いケープヨークでは、紙の地図とオフラインマップが命綱です。今回私が用意したのは以下の2冊です。
- Hema Maps(大判地図): ウォータープルーフ仕様。毎日のルート確認や計画変更に最適。
- Hema Atlas & Guide: 読み物としても優秀で、見所や歴史が詳しく載っています。
- Google Maps: 事前に広範囲の「オフラインマップ」をダウンロードし、走行中の現在地確認に使用しました。
【Day 1】ケアンズから出発!最初の目的地ローラ(Laura)へ
朝9時にケアンズを出発し、キュランダ、マリーバを経由して81号線マリガンハイウェイ(Mulligan Hwy)を北上。昼過ぎに最初の重要拠点レイクランドに到着しました。
レイクランド(Lakeland):分岐点での給油と情報収集
ケアンズから約230km地点。ここはクックタウン方面と、ケープヨークのメインロード「PDR(Peninsula Developmental Road)」の分岐点です。
- 給油のコツ: 北上するほどガソリン価格が上がるため、ここで必ず満タンにしておくのが鉄則です。
- 新施設: ロードハウス向かいに「Gateway to Cape York」という案内所があり、最新の観光情報がチェックできます。
ローラ(Laura):1日目の宿泊はリバーサイドでフリーキャンプ
レイクランドからさらに80km。ここまでは完全舗装路です。15時頃に到着し、ローラリバーの川沿いでフリーキャンプを設営しました。
9月のローラは内陸特有の暑さがあり、夕方でも30度超え。ここからいよいよアウトバックの旅が本格化します。
【Day 2】未舗装路の洗礼と予期せぬトラブル
2日目、ローラを出発してすぐに道路は未舗装(ダート)に変わります。ここで重要なのが「タイヤの空気圧調整」です。
コルゲーション対策と空気圧の設定
「コルゲーション(洗濯板状の凸凹)」から車を守るため、空気圧を以下のように下げました。
- 舗装路:前38psi / 後44psi
- 未舗装路:前26psi / 後28psi
これは凸凹からのショックを和らげるようにするためであり、なおかつコルゲーションがさらに酷くならないようにするためでもあります。
トラブル発生:ルーフバーのボルト脱落
激しい振動の中、コーエン(Coen)手前でルーフから異音が。確認すると、ルーフトップテントを支えるバーのボルトが1本脱落していました。幸い、コーエンのワークショップ奥で親切なおじさんにボルトを譲ってもらい解決しましたが、教訓を得ました。
学んだ教訓:
1. 出発前に全箇所の増し締めを徹底すること。
2. 主要サイズ(M6, M8, M10, M12)の長いボルトと、長さを調整できるグラインダーを携行すること。
コーエンリバー・フリーキャンプエリア
トラブル対応で時間が押したため、2日目はコーエンで宿泊。川を渡った先にあるキャンプサイトは、川遊びもできて最高のリラックススポットでした。
【Day 3-4】絶景のチリビーチ(Chilli Beach)で過ごす贅沢な時間
3日目はPDRからポートランドロードへ入り、東海岸のチリビーチを目指します。この道は道幅が狭くカーブが多いため、速度を落とした慎重な運転が必要です。
見逃せないスポット:マウント・トーザー展望台

クティーニ=パヤミュ(アイアンレンジ)国立公園内にある展望台。駐車場から70mと歩いてすぐなので、休憩に最適です。
チリビーチでのキャンプ生活
今回はクイーンズランド国立公園の予約サイトで、チリビーチキャンピングエリアの17〜19番サイトを事前予約。ヤシの木が並ぶビーチ沿いで2泊のんびりと過ごしました。
釣り: 遠浅のため釣果は厳しいですが、朝のエクササイズには最高です。
周辺情報: ポートランドロードの突き当たりにある「Out of the Blue CAFE」は、シーフードが絶品との噂(※月曜・火曜・水曜定休に注意!)。
次回予告:いよいよ難所「オールドテレグラフトラック」へ
チリビーチで英気を養い、5日目はいよいよケープヨークのハイライトの一つ、旧電信線跡を辿るオフロードの聖地へ向かいます!











