6月現在、ケアンズは冬の乾季にあたり、ハイキングのベストシーズンになります。
気温は朝晩は20度を下回り、日中も20度後半までしか上がらず、湿度も低めでアウトドアに最高の季節です。
というわけで、先日の休みの日に9歳の娘と友人と3人でハイキングへ行ってきました。
ウォルシュズ・ピラミッド(Walshs Pyramid)
場所は、ウォルシュズ・ピラミッド(Walshs Pyramid)、またはピラミッドマウンテンとも呼ばれるところです。
ケアンズ市内から南へ25km、車で30分ほどのところにあるピラミッドは標高922m。
キレイな三角錐の形をしたまさしくピラミッド状の山で、遠く離れたところからでも一目で分かる特徴的な形です。
山の麓にある10台ほど置ける駐車場がスタート地点になっており、コースは全長6km、所要時間の目安は5−6時間となっています。
片道3kmの山登りということで、コースの途中には「1(km)」「2(km)」とサインがあります。
さらに「1/2 WAY」と岩に描かれたところも見つかります。ここは標高で半分まで来たということで、実際のコースの距離では半分以上過ぎています。
コースは頂上へ向かうにつれて斜面が急になっていくので、「1/2 WAY」のサインまでは緩やかに登りながら半分以上の距離を歩き、ここから距離は短いけれども斜面がさらに急になり険しくなるということです。
コース自体は、ちゃんとウォーキングトラックと分かる道になっているところもありますが、岩肌を登っていくところがあったり、手を使ってよじ登らないといけないところもあったりします。
なので、靴はしっかりとしたトレッキング、ハイキングシューズを履いていくことをおすすめします。
飲み水は必須、一番大事ですね。あとは軽食(バナナ、ナッツバー、キャンディーなど)もあると良いかもです。
帽子や日焼け止めも大事です。コースが山の北側になり太陽がずっと当たるので日焼け対策もしっかりしましょう。
携帯も持っていくと良いですよ。写真を撮るのもそうだし、電波はバッチリ入るので、頂上から誰かに電話することも出来ちゃいます。
ピラミッドハイキング当日の様子
さて、では実際にハイキングへ行った日の様子です。
朝5時半起床。この日のケアンズは一段と冷えていて気温は14度でした。
日の出が6時半だったので、明るくなった7時過ぎに駐車場へ着くともう駐車場は車でいっぱいでした。
登り始めると、すでに下ってくる人たち何人かとすれ違います。
ちょうどケアンズ市内の方角を背にして登って行く感じなので、振り返ればケアンズ全体が一望できます。
見渡す限りのサトウキビ畑を眼下に見下ろし、周りは山々に囲まれ、ケアンズ中心の建物が見え、その先には海が広がっています。
上を見上げて歩いて行けば、「おっ、あれが頂上か!」と期待を持たせるも、ニセの頂上に落胆することを繰り返すことが数回。
休憩を挟みながら、2時間で頂上へ到着しました。登りながら振り返って見るケアンズ全体を一望できる景色とは変わらずも、やはり一番上から見る景色は絶景でした。
すこし奥のほうへ行くと、市内から少し南のほう、フランクランド島とそこへのクルージングツアーの出発地点であるモルグレイブ川まで見渡せます。
西のほうを見れば、アサートン高原へ向かうギリーズレンジロードと山々、さらにその先には高原の牧草地帯とマリーバ近くにある風力発電のウィンドファームまで見ることができました。
この日は特に視界が良く、頂上からの360度のケアンズ近郊の景色は最高の絶景でした。
景色を楽しみ、少し軽食を食べて30分ほど休憩してから下山開始。
予想通りというか、やはり下りのほうが疲れますね。特に娘にとっては、大きな段差を下りるのが、一度しゃがんだりジャンプしたりすることになるので、余計疲れたと思います。
それでも帰りも2時間ほどで駐車場に到着しました。
休憩を入れて計4時間半のハイキングを無事に終えることができました。
まとめ
ケアンズ近郊に数多くあるハイキングコースの一つのウォルシュズ・ピラミッド(Walshs Pyramid)。
難易度もグレード5と一番高くてチャレンジングなコースですが、頂上からの眺めはどのコースのよりも一番素晴らしいのではないかと思います。
特に冬の乾季の期間は空気の透明度も高く、より遠くまで見渡せるのでさらに綺麗な景色が広がっているでしょう。
みなさんも機会があればぜひチャレンジしてみてください。