オーストラリアでキャンプをしよう!大自然の溢れるオーストラリアではアウトドアがとても盛んですが、その中でもキャンプは定番のアクティビティです。広大な大自然で快適なキャンプを楽しむために必要不可欠なのが優れたキャンプ用品になります。その中で最も大事なアイテムだといっても過言ではないのがキャンプマットレスでしょう。快適さと安全を提供してくれるマットレスを確保し、より良い睡眠が得られればキャンプをさらに楽しくすることができます。
この記事では、オーストラリアで手に入るキャンプマットレスの種類とその特徴、そして自分に合ったマットレスの選び方を紹介していきます。この記事を読んで自分に合ったマットレスを見つけ、より楽しいキャンプ体験が得られるようにしていきましょう。
キャンプマットレスの種類と特徴
まずは、マットレスの主な種類3つとその特徴についてみていきます。
フォームマット(Foam Mattress)
まず1つめはフォームマットです。フォームマットは軽量で耐久性が非常に高く、価格もお手頃です。マットの厚さは1cm程度の薄いものから7cmの厚さのものまであり、幅もシングルサイズからクィーンサイズまであります。フォームなので空気が抜けるといったリスクもなく、水に濡れても問題ないですし、破損しにくいので長期間使うことができるでしょう。収納はクルッと巻いてストラップ等で止めるだけなので、軽量ですが少しかさばるかもしれません。
私が持っているスワッグのDarche「Nebula」もそうですが、スワッグに標準装備されているマットはこのフォームマットですね。スワッグはマットと一緒にクルクルと巻いてストラップで収納するので、かさばりますが水に強く耐久性が高いフォームマットはスワッグの用途に合っていると思います。現在の私のメインテントがこのNebulaスワッグになりますが、厚さ70mmのフォームマットはとても快適でよく眠れていますよ。
エアマット(Air Mattress)
次はエアマットです。エアマットは空気で膨らませて使用するので、収納時は空気を抜いて折り畳んでコンパクトになり、かつ軽量です。厚みはハイキング用など数cmの薄いものから、20cm、40cmなどかなり厚みのあるものまであり、クッション性が高く、快適な寝心地を提供してくれます。マットの幅もシングルからダブル、クィーンサイズまであり、人数に応じて適切なサイズのマットが選べるでしょう。
空気で膨らませるのに手動または電動パンプが必要になります。マットのサイズが大きければその分膨らませるのに時間はかかりますね。マットの収納バッグをパンプ代わりに使えるものもあったりします。エアマットは穴が空いて空気が抜けてしまうというリスクがあるので、補修キットは必要です。エアマットを購入すると補修キットは付いてくるので、キャンプの時はそれを忘れないように持参しましょう。
私たちがキャンプを始める上で最初に買ったキャンプマットレスがエアマットでした。ダブルサイズのエアマットを2つ買い、家族4人で寝るのに使用していました。収納サイズがコンパクトで値段もお手頃、初めてのキャンプマットとして数年使っていましたが満足のいくものでした。
セルフインフレーティングマット(Self Inflating Mattress)
最後はセルフインフレーティングマットです。セルフインフレーティングマットはその名の通り、自動で空気が入る機能があり、パンプを使わないでもマットを膨らませることができます。フォームと空気を併用した構造になっており、バルブを開けるとフォームが形状記憶のように自然と膨らんでいき、その間に空気が入っていくことで自動膨張します。自動膨張で完全に膨らむのに数分かかり、その後もう少し膨らませてマットを固くしたい場合は手動で空気を入れることもできます。フォームと空気の組み合わせで高いクッション性が得られ、快適な寝心地を提供してくれます。
収納時は空気を抜きながらフォームを圧縮しつつ丸めていき、エアマットほどではありませんがコンパクトに収納することができます。マットの厚さは10cmのものが一般的ですが、薄いものは5cmから、最近では20cmの極厚マットなんかもあります。厚ければその分クッション性も高まり快適な寝心地を得られるでしょうが、収納時に丸めるのが大変だったりサイズが大きくなるという点も考える必要があります。フォームは長期間使用すると劣化してきて自動膨張しにくくなるのと、空気も入るので穴が空いて空気が抜けるというリスクもセルフインフレーティングマットにはあります。
私たちは、最初にエアマットを購入して数年間使った後、セルフインフレーティングマットに買い替えました。理由は、車を買い替えて荷台が広くなったことでスペースに余裕が出来たことと、より良い寝心地のマットにしたかったということです。エアマットは快適ですが、エアマット2つに家族4人、マットに2人ずつ寝ていると1人が動けばもう1人の側もやはり動いてしまい、結果起こしてしまうことがよくあります。大人と子供のペアで寝ているので、子供たちの寝ている時の動きでなかなか寝れなかったりするのを改善したかったのが一番ですね。
セルフインフレーティングマットは家で使用しているマットレスと同じくらいの快適さで、キャンプ時の睡眠はこれでかなり改善されました。キャンプを始める時に最初に揃えたキャンプ用品から買い換えたものの中で一番良かったものが間違いなくマットレスです。これでキャンプがより快適になり、数週間のロードトリップにも行くようになりました。
まとめ
キャンプマットレスの主な3種類とそれらの特徴をみてきました。私もキャンプを始めて以来、この3種類のマットレスを使ってきました。その経験をふまえてマットレスの選び方も合わせてまとめてみます。
フォームマット | エアマット | セルフインフレーティングマット | |
構造 | フォーム素材で作られている。 | パンプを使い内部に空気を入れて膨らませる。 | 自動で空気が入る機能があり、フォームと空気を併用して膨らませる。 |
耐久性 | 非常に高く破損しにくい。尖ったものに当たってもダメージを受けにくく長期間使用できる。 | アウトドアだと石や枝など突き刺さるものがあり、穴が空いて空気が抜けるリスクがある。耐パンク性が高い素材を選んでリスクを減らすことができる。 | エアマットと同様、空気が抜けるリスクがある。耐久性の高い素材を選ぶことで長期間使用できる。 |
断熱性 | 地面からの冷気を遮断する性能は高い。寒冷地での使用では体温を奪われにくく、快適な睡眠が得られる。 | エアマット自体に断熱性はそれほどない。断熱材が使われている製品もあるので、寒冷地で使用する場合は確認するとよい。 | エアマットより断熱性は高く、フォームが冷気を遮断してくれる。断熱性能が高い製品もあるので、寒冷地で使用する場合は確認するとよい。 |
軽量、コンパクト性 | 非常に軽量、収納サイズはマットの厚さにより少しかさばる場合もある。 | 収納時は空気を抜いて折り畳み、非常に軽量、コンパクトになる。 | エアマットより重く、大きくなるが、収納は空気を抜きながらフォームを圧縮するのである程度コンパクトになる。 |
クッション性 | あまり高くはなく、少し硬く感じるかも。薄いものは地面の凸凹を感じる場合も。70mmの厚さはなかなか良し。 | 空気を入れて厚みをもたせるので非常に快適なクッション性がある。地面の凸凹も感じない。 | フォームと空気の組み合わせで非常に高いクッション性。エアマットよりも隣の動きを感じにくく、よりスプリングマットレスのような快適さ。 |
価格 | 比較的安価のものが多い | 安価のものからあるが、耐久性や断熱性がある高性能モデルは高価格になる | 高性能だけに価格は高めの製品が多い。 |
選び方 | 手頃な価格。
軽量がよい。 耐久性があり長期間使用したい。 寒冷地で使うので断熱性が高いものが良い。 スワッグと一緒に使いたい。 そんな頻繁に使わないのでコストパフォーマンスが良いものがよい。 セットアップが楽なものがよい。 |
手頃な価格。
荷物スペースが限られてるので軽量かつコンパクトが良い。 持ち運びを楽にしたい。 快適な寝心地が欲しい。 膝が痛いので高さのあるマットで楽に起き上がりたい。 非常用、来客用のスペアベッドとしても使いたい。 |
価格はそこまでこだわらない。
エアマットほどではなくてもある程度のコンパクトさが欲しい。 快適な寝心地を最優先に考えたい。 寒冷地で使うので断熱性が欲しい。 頻繁にキャンプへ行くので、良い品質のものを長く使いたい。 |
私のおすすめ度 | ◯ | ◯ | ◎ |
今回紹介したキャンプマットレスは、主に車をベースにキャンプへ行く方がマットレスを購入する上で考えるであろう3種類を選びました。
3種類それぞれメリット、デメリットはあります。テントスタイル、人数、セットアップの容易さ、主なキャンプ地の環境、荷室スペース、予算、寝心地、キャンプへ行く頻度など様々な要因を考慮して自分に合ったキャンプマットレスが見つかると良いですね。
やはり私は寝心地が一番大事だと重ね重ね思います。できればマットレス購入の際には実際に寝転がって試してみるのが確実です。キャンプチェアと同様に人それぞれ好みがあるので、トライしてみなければ分からないところは大きいですね。ぜひキャンプ用品店で実際に見て触れて試して理想のマットレスを探してみてください。
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